① 大きさと向き

最初に分裂した2つの焦点は、一方が全体情報を持ち、もう一方が新しく生まれた側になります。
性染色体で男性側がXとY染色体、女性側がX染色体の一種のみなのは、男性側が全体情報をもっている側だからと考えています。ですから、意識は男性側が全体情報、人体像はそれを与えられる女性側が全体情報となるのではないかと思います。
2つの像は対称ではない、ということになります。
(↓赤〇が意識 ピンク〇が人体 : 男の人の方が体が大きいのは中身=力が大きいから外に広がる。体の形が領域の違いを表す。)

人体と人体では男女で領域が違う。意識と意識も情報量が違う。しかし、意識と人体、両方セットで情報量がおなじになります。
倒立像を作らない最初の2つの焦点に集まる情報の量も同じ。

また、光源としては、男の方が全情報を持つ親ですが、女の方が像の情報としては多くもらう=受け取るための引力が相応でないといけません。
男の与える力(ホワイトホールの力)と女の受け取る力(ブラックホールの力)が同等のはず。
前向きの力と後ろ向きの力。
ホワイトホールとしての力は光源として広がる力で、ブラックホールの力は像のために集め広げる力。
ホワイトホールとしては男が親、女が半分。
ブラックホールとしては女が親、男が半分。
男がホワイト10、ブラック5。
女がブラック10、ホワイト5。
両方持っているけど、それぞれ、ブラック&ホワイトの大きさが違う。
この状態では多くもらう側へ広がる一方で、循環できない。

次に有性生殖によって、ブラックホールの向きを変えて(電磁誘導)、広がったものを集めていく向きに方向転換します。光源である意識の方を操作すると、それに対する像は自動的に変化します。

② 有性生殖

人が成長してくると、意識も体も極性が強くなり、1つに戻ろうとします。極性が強くなることは引き合う力が強くなることでもあります。(0を中心として1と-1では小さい力、100と―100では大きい力で引き合う)人間関係の中で、いろいろな活動があるように見えますが、根底にあるのは光源である対になる意識が向き合おうとする引力=自分に焦点を合わせようとする力です。

有性生殖で何が起こっているのかは、卵子と精子の動きに見ることが出来ます。卵子は降りてきて、精子は広がって前向きに女性側の焦点へ前進します。つまり光源でも同じことが起こっていると考えられます。
(ブラックホールの一番の親は女性側。像のエネルギーをもらうため、下から上へ広がる向きのはずだけど、有性生殖ではその向きを電磁誘導のように逆にする、と考えています。)

2つの焦点からそれぞれ分裂していた4つは、それ以降の全情報を持っています。卵子や精子としてたくさんに見えても、この4つで全情報を扱えます。(DNAを構成する塩基も4種であり、対になる組み合わせが決まっています。)女性側の焦点で1つになり、再び分裂、そこから倒立像を作り合い、それぞれが物質レベルの人体として再び成長していきます。子どもは、全員女性から生まれますが、女性側の中でも陰陽に分岐しているので、陰は陽に引かれる等、引力に従って生まれると思います。物質世界で全体だった男の領域はより小さい女の世界へ子としてはみ出し、女の世界でも、各領域で小さい側へはみ出します。それまでの自分像を子(反対世界)へ譲ることになります。それは自分像が消える方向に力が働く事=意識が焦点位置に戻ろうとすることでもある。元の体は焦点からずれた2つの像だったので(そのうちの一つに自分が入っていた)、その像だった体は2人の子へ譲り、焦点位置の像となる方法を探します。

有性生殖は、表層へ広がっていった光源(分裂していった意識)を下向きに集めて生まれ変わらせるので、現実世界でも、ブラックホールの一番の親である女には下降の力が働く。その分男には上昇の力が働く。光源の向きが変わるので像も変化します。
ホワイトホール(陽)の力とブラックホール(陰)の力が、像である人体、世界の両方にも、強く働くことになります。世界では、男は領域を広げて全体の長になろうとし、その分、対になる女は小さくなり、後退して焦点に近づく。焦点からずれた倒立像関係では、一方の拡大は一方の縮小となります。拡大は尊敬される立場(周囲からの視線が上向き)、縮小は下に見られる立場(視線が下向き)となると考えています。男の世界、女の世界、各領域の中にも陰陽があるので、陽の側がより上昇する力が働きます。反対世界からの倒立像が、あらゆる角度で様々な側面として見えますが、直接出会うのは焦点距離2倍位置で等身大の相手です。人体の像点(脳の位置)を焦点距離2倍位置とする相手です。成長過程のどの意識レベルにいるかで見える相手が変わってきます。

しかし、結婚するのは、もっとも初期の意識レベルでの等身大のパートナーになります。それは有性生殖が自分の意識を最下層の焦点位置まで下げることと関係し、それが自分全体像の分身を作ることと関係するから。たくさんの部分的な倒立像が反対世界に送られ、どんどん下に下がっていったところで、最終的には自分自身の分身が反対世界に生まれる。光としては中心の方、しかし、外を向いて広がる物質世界での領域、像としては、最も小さくなる位置になります。意識は最大、像は最小。だから結婚によって物質社会の最小単位である家族をつくる。パートナーは最初の焦点から分裂した2つの同性意識の裏を表す異性です。

③ 無意識エネルギー

光源は大元の焦点に引っ張られて、向きを変えて生まれ変わった。そしてそこで同様に成長し、像である人体、世界も出来ていきます。
だけど、大元の焦点自体は向きを変えられない。
元あった側は、今までのように焦点から光源として広がろうとしても、もう後ろ向きに引っ張られて無理があります。
元の意識(光源)は一段下がって焦点にもどるしかない。
一段下がった焦点の意識に戻るよう力が働く中で、しばらくの間過去の自分の体を支え続けようとします。

物質である人体、世界は、物質なので焦点に集まれない。
構成していた部分的な光源が抜け、広がって成長する力が働かないので徐々に崩れていく。
その為、物質が形を変えたり、エネルギーに変換しながら流れていきます。

死んだ先祖の人体とは、過去の自分の体の部分を表していました。
世界は人体なので、ブラックホールを通過しようとしている物質の全ては自分の部分=先祖の人体そのものとも言えます。

この無意識エネルギー(物質)がいろいろな状態になりながら循環します。
その量が「価値」として認識され、金額で表現される。
食べ物や衣服・住居等で体を内外から補強したり装飾したりする。
これらの価値=お金は死んだらあの世へはもっていけず、子孫(大元の焦点側)に残る。
死んだら屍が残り、その消失(火葬)と同時に子孫に残る。
しかし、お金はまだ無意識エネルギーで向きが逆なので意識体と一体化出来ない。

そしてまた残された人(の魂=光源)とは本当の意味では一つになれず、無意識エネルギーとして循環します。食べ物や衣服、家などで一つになろうとするけれども、一つになりきれない。

この無意識エネルギーでも、顕在意識の向きと同じ方向(下から上)に送られる成長期は大宇宙では愛情として見える。お金としてではなく、その人そのものとして抵抗が少なく成長する。

しかし、女の世界に生まれた新しい人体とその世界も、根底では大元のブラックホールの影響を受けています。成長しつつも、全体の中で後ろ向きに引っ張られます。世界は全員がどんどんしんどくなる。

表面に流れ出て来るお金は広がろうとする流れ=分散=個人のものへ。
奥=焦点に集まろうとするのはみんなのもの=遺産とか公金(税金)。
「公」は全員共通の一点に集められるものだけれど、
まだ1つになりきれない。
一つになれるところに集まっていない。
だから、綺麗に隅々にまで広がらない。

そして、世界に起きていることは家の中でも起きている。
正しい一点に集まれないのは物質が焦点に戻れないということで、向きが違うということ。
今のままの税金の流れで、すべてのエネルギーが一点に集まることはできない。

家の中を考える。
後ろ向きに焦点に引き戻されると人体は消える。
今の向きのまま焦点に戻ることは世界も消えること。
2点が1点になっていく地獄ではなく、向きを変えて、中心の1点で2点が重ならないといけない。
どちらかが消えて一人になる方向ではなく、2人が向きを変えてまた2人になること。

今の状態の2人とは。
倒立像関係。
表層の意識になる=表層を見ると、倒立像関係で動いてしまう。
場所を変えるという問題ではなく、視点を変える。
自然に場が変化しようとする。

より深く視点を変えて行ける方向へ。

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