① 自分と反自分の意識と身体

最初に分裂した2つの焦点は、一方が全体情報を持ち、もう一方が新しく生まれた側になります。
性染色体で男性側がXとY染色体、女性側がX染色体の一種のみなのは、男性側が全体情報をもっている側だからと考えています。ですから、意識は男性側が全体情報、人体像はそれを与えられる女性側が全体情報となるのではないかと思います。
2つの像は対称ではない、ということになります。
(↓赤〇が意識 ピンク〇が人体 : 男の人の方が体が大きいのは中身=力が大きいから外に広がる。体の形が領域の違いを表す。)

人体と人体では男女で領域が違う。意識と意識も情報量が違う。しかし、意識と人体、両方セットで情報量がおなじになります。
そして意識とは意識体。意識も人体も、情報とは繋がりであり、体の情報。

最初の2つの焦点には倒立像はないので人体はない。
無限遠点に焦点が合ったとき、それは2つの焦点が向き合って互いに焦点が合ったとき、初めて焦点位置に像が出来る。
無限遠光源の像。
本当の自分自身に焦点が合う時、本当の自分の体に焦点が合う時なので、目の前に反自分が体として認識出来るはず。
自分像の焦点が合ったのに像が認識できないことはないため、インターネット方向では永遠に焦点が合わないかも。
無限遠点に焦点があう=本当の自分像に焦点が合う=像が認識できる状態。

焦点を合わせるということは、バラバラの情報をより多く集めるということ。
全体になるということはより領域の大きい親の意識に戻るということ。
対消滅とは自分自身に焦点を合わせるということ。

意識体と像では、意識体の方が光源となるので、意識の位置によって人体は変わってくる。
成長とともに分裂し広がっていった意識は、方向転換し焦点を合わせていく。

初めの焦点位置も、点の持つ情報量はちがう。
倒立像が出来る場合も、光源の情報は反対側の焦点(光源より一段下というか一世代親の次元)に集まってから展開される。
完全な対称のものが引き合うというより、一段上の親に引かれ、全体になろうとする感じ。
集める力が強いのは領域の大きい親の方。

人体と意識体では、意識体が光源なので意識体が主。こちらを操作する。
有性生殖では向きを変えないまま、意識の位置を親の方向に下げていく。
そして最終的に像のない2つの焦点を像点にするべく、向きを変えて無限遠点で1つになる。
ポイントは、意識の向きはいろいろな方向を向けているようで、2方向(ホワイトorブラックホール)しかないのでその性質を利用する。

② 有性生殖による方向転換

人が成長してくると、意識も体も極性が強くなり、1つに戻ろうとします。極性が強くなることは引き合う力が強くなることでもあります。人間関係の中で、いろいろな意識の活動があるように見えますが、根底にあるのは対になるものが向き合おうとする引力=自分に焦点を合わせようとする力です。

極性が強くなることで、そのホワイトホール(陽)の力とブラックホール(陰)の力が、人体、世界の両方に、強く働くことになります。世界では、男は領域を広げて全体の長になろうとし、その分、対になる女は小さくなり、後退して焦点に近づく。焦点からずれた倒立像関係では、一方の拡大は一方の縮小となります。拡大は尊敬される立場(周囲からの視線が上向き)、縮小は下に見られる立場(視線が下向き)となると考えています。男の世界、女の世界、各領域の中にも陰陽があるので、陽の側がより上昇する力が働きます。反対世界からの倒立像が、あらゆる角度で様々な側面として見えますが、直接出会うのは焦点距離2倍位置で等身大の相手です。成長過程のどの意識レベルにいるかで見える相手が変わってきます。

しかし、結婚するのは、もっとも初期の意識レベルでの等身大のパートナーになります。それは有性生殖が自分の意識を最下層まで下げることと関係し、そして自分の分身を作ることと関係するから。人体の像点として存在できる意識より1つ深い点=最初の焦点を扱うからです。たくさんの部分的な倒立像が反対世界に送られ、どんどん下に下がっていったところで、最終的には自分自身の分身が反対世界に生まれる。(それまでは自分の部分があちこちに生まれていることになる。)光としては中心の方、しかし、外を向いて広がる物質世界での領域としては、最も小さくなる位置になります。意識は最大、像は最小。だから結婚によって社会の最小単位である家族をつくる。パートナーは最初の焦点から分裂した2つの同性意識の裏を表す異性です。

そして同じ力の中で、人体で起こることは、卵子と精子の動きに見ることが出来ます。卵子は降りてきて、精子は広がって前向きに女性側の焦点へ前進します。

2つの焦点からそれぞれ分裂していた4つは、それ以降の全情報を持っています。卵子や精子としてたくさんに見えても、この4つで全情報を扱えます。(DNAを構成する塩基も4種であり、対になる組み合わせが決まっています。)女性側の焦点で1つになり、再び分裂、そこから倒立像を作り合い、それぞれが物質レベルの人体として成長していきます。子どもは、全員女性から生まれますが、女性側の中でも陰陽に分岐しているので、陰は陽に引かれる等、引力に従って生まれると思います。物質世界で全体だった男の領域はより小さい女の世界へ子としてはみ出し、女の世界でも、各領域で小さい側へはみ出します。それまでの自分像を子へ譲ることになります。それは自分像が消える方向に力が働く事=意識が焦点位置に戻ろうとすることでもある。元の体は焦点からずれた2つの像だったので(そのうちの一つに自分が入っていた)、その像だった体は2人の子へ譲り、焦点位置の像となる方法を探します。

③ 倒立像のないところ

有性生殖の様子をもう一度整理します。
力の働きとしては、男がどんどん広がって全体に、女がどんどん焦点位置に戻ろうとする。
女が広がっていた像を一段ずつ脱ぎ捨てていく形。意識が一段ずつ引き下げられることで像を脱ぎ捨てていく。
女の意識が焦点の位置に近づいていくと、その倒立像である男の像は大きくなっていく。
男はその像を前向きに焦点を合わせて分身である子として反対側へ送る形。

男と女は違っていて、女は像を小さくしながら意識が下がれたけれど、男は大きい像をそのまま、子と引っ張りっこ。
女は焦点位置に向かって下がる。
男は女側の焦点位置へ焦点を合わせて自分像を女の世界へ展開する。
どっちも女側の焦点へ向かっている。
つまりそっちがブラックホール。焦点として集める側になっている。

女の焦点が無限遠点になれば、2つの焦点は1つになる、ということになる。

後ろ向きに下がっている時は、ブラックホールの女の焦点。
それを前向きに探していけば無限遠点。



この現実世界で、像と意識は一体化しているので、像とともに表層にとどめられることになる。
大きい像が脱げないということは、表層の意識も維持しなければならないので意識が下がれない。
本音と建前の差が大きい。

意識の向きは自分一人では変えることが出来ない。いろんな方を見ているように思えてそれは目の向きであって、意識は、2極を持った点の向きをオセロのようにひっくり返してもらうしかない。
意識が下がるには、有性生殖と同様、反対世界から、より下の大きい力で引っ張られるしかない。
有性生殖は女が後ろ向きに引き下げられたけど、男は違う形で引き下げる。
男は、広がった状態から前向きに焦点を合わせるという形で焦点位置に戻ろうとする。
後ろ向きに下がることは前に焦点が合わなくなることだけど、前向きでは焦点が合いすべてを理解することでもある。

最初の2つの焦点位置は倒立像を持たない。
焦点位置に戻れる意識を本音とすると、本音は現実世界には存在できない。
像のない所で焦点位置に辿り着くと、倒立像の影響が消える。
しかし、今は両方が焦点位置に立てていない。
2つの焦点は情報量が違う。
焦点位置ではより大きいはずの男の意識は像によって表層に固定されたまま。

意識は一段下の本音に下がることが出来るので、女は像を持たないところでは焦点位置に立てる。
今の像は本音に対応した像ではなく、建前の意識と対応している偽者の自分を演じさせられてしまう。
自分とは現実の自分ではない方が本当の自分。
像のないところでの本音の自分が焦点。

有性生殖が背中合わせのままキャッチして引き下げられたことを考えると、女は向きが逆なので、後ろからタッチする感じかな。
鬼ごっこの鬼が、逃げていた背中にタッチすると、逃げていた側がくるっと向きを変えて次には鬼になるような。
男が焦点位置に戻りさえすれば、それは一段下の無限遠点に戻れることでもある。
その力が最終的に、全体を一つに引っ張ることが出来る。
鬼ごっこの方法が問題。どこに、どうやって。
像のない本音の力は、全てに共通の力なので仕組みに近づいていくことでもある。

人の身体を流れる気は、現在は先天の精(反自分の意識から送られてくる倒立像エネルギー)と後天の精(先祖等物質世界の素材の再利用である食べ物から)による。この2つの向きが正反対なのは、意識の向きが背中合わせだからで、その力の摩擦みたいなものは、呼吸にも表れ、発声と関係していて、本音を前を向いて出せるかどうかとも関係する。横隔膜が弛緩しきれないのは吸気に偏りすぎで、ブラックホールになっていることでもあるから、横隔膜の調整とともに、本音を前にしていかないといけない。
どうして本音が言えないのかは、それは仲間になっていない他人の目。
倒立像の影響。
一つになれる仲間しかいないところでは本音が言える。

インターネットは、広がった世界に対して、向き合えていない反対世界を裏から見ているようなもの。
その中で前に広がろうとすると、そこにも倒立像が広がっていく。

今の現実世界は表面しか見えない限定された可視光線の反射の世界。1つになれない表層世界。
もっと奥で、互いを理解できる、全波長を扱う位置に焦点を合わせることを目指さないといけません。

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